〈多様性 私の視点〉ジェンダー研究、ノーベル賞の意義 東京大学教授 山口慎太郎氏 - 日本経済新聞

今年のノーベル経済学賞を手にしたのは、クラウディア・ゴールディン教授である。彼女の業績は、男女間賃金格差の解明や、女性の労働市場進出についての分析だ。彼女の受賞理由や研究内容については、既に多くの記事で紹介されているため、本稿では、同分野の研究者の視点から、この受賞がもたらす意義について論じたい。…